「響け!ユーフォニアム」を見て思い出した中学時代のエピソード

音楽を題材にしたアニメはなんとなく惹かれて見てしまう。

直近であればクラシックを題材にした「4月は君の嘘」、バンドなら「けいおん!*1」、ジャズなら「坂道のアポロン」、合唱なら「TARI TARI」。それ以外にもいろいろとありますよね。

今期は吹奏楽部を題材にした京都アニメーション制作の「響け!ユーフォニアム」が放送されています。第1話を見て思う所があったので記事にしました。

 響け!ユーフォニアムの第1話の感想
  1. 冒頭部分の抜粋。今後の展開にも関連するであろうやり取り。

    主人公「良かったね、金賞で。」

    麗奈「悔しい、悔しくて死にそう。なんでみんなダメ金なんかで喜べるの。私ら全国目指してたんじゃないの?」

    主人公「本気で全国行けると思ってたの?」

    金賞を取れたことに満足している主人公とは対称的に悔しさを滲ませる麗奈。金賞でも地区大会や全国大会に出場できない金賞は”ダメ金”になる。そこに対し主人公が口を滑らせてしまうシーン。見ていて「うわっ…」となる場面。誰しも一度や二度は失言をしてしまった経験ありますよね。

  2. 楽器の説明の仕方
    クラスメイトの葉月からコンバスって何?と言われたときの返答。
    緑輝「コンバスはこーんな大きなバイオリンのお化けみたいなやつです。」
    楽器知らない人に伝えるときのあるあるだなーと思いました。バイオリンが有名すぎるせい。
  3. 主人公のポニーテール
    高校への登校初日の帰宅後、主人公の姉から「初日から気合い入りすぎ」と言われ翌日は結ばずに登校。ポニーテール似合ってるし良いと思うので、次回以降も期待しています。
  4. 動きの早い葉月と迷い立ち止まる主人公
    主人公や緑輝からは「下手な演奏」と評価された北宇治高校の吹奏楽部ではあったが、吹奏楽に憧れを抱いた葉月は部活を見学した翌日にはマウスピースを買ってきて練習を始めてしまいます。入部するか迷っている主人公とは対称的なスピード。
 響け!ユーフォニアムを見て思い出した事

 今回の記事の本編はこっちなんですが、響け!ユーフォニアムを見て個人的に思い出した事がありました。中学時代私は科学部に所属していたんですが、おかしな経緯をへてオーケストラ部の手伝いに狩りだされた時の話です。吹奏楽部ではないんですが、中学・高校における音楽系の部活という所でふと思い出しました。

私の中学のオーケストラ部は全国大会への出場経験もある様な、比較的大きな部活動でした。それゆえ新入生からの人気も高かったのですが、入部者全員が自分のやりたい楽器を担当できるわけではないので、自分の希望した楽器以外に飛ばされる可能性があるわけです。それが原因で辞めた部員がいたからなのかは分かりませんが、いくつかの楽器で人数が足りていなかったようです。空いた穴は塞がなければということで、助っ人候補としてオーケストラ部が練習している音楽室の真下で活動していた科学部に白羽の矢が立ちました。ざっくり言ってしまえば「お前らどうせ暇だろ?」という圧力ですね、はい。それで私と先輩1人、後輩1人が連行されました。

そうこうして私は”ティンパニ”という打楽器の担当することになりました。ティンパニの演奏経験ナシ、もちろん楽譜読めず、という状況の私。しかしオーケストラ部からの要望は「3週間後の発表会までに一通り弾けるようにして欲しい」とのこと。

どんなクソプロジェクトだ!!!

まぁでも練習してなんとか弾けるようになったんですよね、当時。若さってすごい。それで発表会が終わった後、親から部活の顧問に連絡してもらって助っ人を辞めました。自分から言い出せる雰囲気なかったので、仕方ありませんでした。

一方で発表会への参加は決して悪いことだけではありませんでした。それまでは「とりあえずそれっぽいタイミングでティンパニを叩いていれば問題ないだろう」という認識で練習していたのでこの打楽器の上手い・下手は何で決まるんだろう、と思っていました。そしていざ発表会に参加して他校のティンパニの演奏を聴いてみたら、「あぁ、全然違う音がしてる」とショックを受けました。同じ太鼓を叩いているのに、こんなに差が出るのかと。料理なんかでも、同じ材料使ってるのに、プロと主婦ではまったく違うものが出来あがるみたいなアレです。経験の差を見せつけられた瞬間でした。

 まとめ

何かに共感したり、何かを思い出したり。そういった場面のある作品は見ていて楽しい。今回はずいぶん変な事を思い出すことになりましたが、「響け!ユーフォニアム」が面白い作品になることを期待しています。

 

余談:オーケストラ部の助っ人の時、まわりが女子ばかりだったので今の状態からは考えられないような環境に身を置いていたなーと思います。可愛い女の先輩とかいた気がします。でもそこまでよく覚えていません。

*1:すいません、これはまだ見ていない