【感想】 indigo la End ツアー「ナツヨのマジック」 @ NHKホール(渋谷) に行ってきました
こんにちは。本日ツアー最終日となったindigo la Endの「ナツヨのマジック」の感想を軽く書き留めておきたいと思います。私はツアー初日のNHKホール公演に参加しました。
indigo la End 初のホールツアー
ライブMCでも語られていましたが、今回のツアーはindigo la Endとして初のホールツアーとなりました。前回の「幸せが溢れたら」ツアーのファイナル公演において中野サンプラザでライブをしており、ホールでの初公演はこちらになります。
NHKホールはキャパとしては少し大きかったようで、3階席は解放していなかったもののチケットがSOLD OUTにならず、という状況でした。最終公演も渋谷なので分散しているのかとも思いましたが、NHKホール(7/1)でのライブには両日程に参加予定の方も多くいらっしゃったので絶対数が足りてないのでしょう。
アンコールラスト:”夏夜のマジック”の余韻が半端じゃなかった
公演当日、川谷氏のツイート。
本日NHKホールでインディゴワンマンツアー「ナツヨのマジック」初日。来る方も来ない方も今日公開された「夏夜のマジック」のMVは見てくださいね。出てくれた君嶋くんは友達だから、映像で見るといつも見れない表情が見れてドキっとしました。— enon kawatani (@indigolaEnd) 2015, 7月 1
今回のツアータイトルにもなっている「夏夜のマジック」のMVが初日に公開されたことの告知のツイート。渋谷に向かう電車の中で見ようか迷って、結局見なかったのですがこの選択は正しかったなぁと感じています。録音ではなく生で、しかもアンコールの最後で、初めて聴いたからこそ、この曲が強く印象に残りました。ライブが終わった後もずっと余韻が残っていて、自宅に着いてからYouTubeでPVを何度も繰り返し見ていました。深夜に聴くとより一層引き込まれる楽曲。女性の映し方がとても綺麗で、でも綺麗すぎるがゆえになんだか切ない。”あっ、現在じゃないのかな。記憶の片隅にある彼女の姿なのかな。” というのを感じるので。
この曲の何が良かったかと言えば、おそらく”ピアノ”がフィーチャーされていること。「indigo la End」はギター、ピアノは「ゲスの極み乙女。」という区別がこれまであったわけで、リスナーとしてもその点は意識していました。加えて幾度かのメンバーチェンジを経て現在の体制となったリズム隊(Ba:後鳥,Dr:佐藤)はindigo la Endの特徴の一つとなっており、シングル表題曲「悲しくなる前に」においてもその傾向が見られます。そういった前提(思い込み)があったからこそ「夏夜のマジック」に意表を突かれ、強い印象につながったのだと思います。(そして何より自分が好きなジャンルだった)
また、あえて音をぼやかしていること(反響させていること)がこの曲の最も重要な演出だと感じました。この歌の主人公は「昔つながりのあった君」を想い返しています。きっかけは夏のお祭りか花火か、そのあたり。想い返された記憶がおぼろげだからこそ、その歌詞に寄り添うように音もぼやかしている。そういう演出だと私は捉えました。
初のワンマン公演参加で少し残念に思ったこと
indigo la End のライブは昨年にフェスで2回見ていたのですが、ワンマンライブは今回が初参加でした。今回のライブで思ったのは”ほぼすべての楽曲で観客のノリ方が同一であったこと”でした。基本的なノリ方は”Bメロで手拍子→サビで縦振り”の流れでした。ライブ映像で確認してみましょう。
40秒付近で手拍子、1分付近で縦振りが見れます。フェスで見た時もこの現象に薄々感づいてはいたのですが、まさかほとんどの曲で一緒だとは思わなかったです。曲調がそうさせているのか、観客側の同調圧力のようなものがそうさせているのか。原因ははっきりしませんが、どの曲でも同じようなフリになるのは自分にとってはすごく違和感がありました。見出しの「残念」というのは少しニュアンスが違うかもしれません。このあたりは自分の中で言語化できるようになったら書きたいと思います。
それでは、また。