2015年下半期 よく聴いたトラック(邦楽・J-POP)

振り返り記事第2弾:音楽編。第3弾はたぶんない。2015上半期の記事はこちら。

 

星野源 「SUN」


今年4月にアミューズへ移籍し、テレビへの露出もかなり多かった星野源のシングル。この曲は発売された時よりも少し経ってから、よく聴くようになりました。きっかけはcakesで連載中の「心のベストテン」の記事。

それまでは"I = 個人"の歌を作っていた人が"We = 皆"の歌を作った、という内容を読んだ後で妙にしっくりきたのです。最初に聞いたときは「星野源にしてはかなりポップな曲調だなぁ」と思ってそれが理由でこの曲が好きだと思っていました。しかし彼の過去作と闘病生活とを絡めて考えると、この曲の持つメッセージ性が自分に差さっていたから好きなのだと感じました。紅白も期待しています。

indigo la End 「夏夜のマジック」


この曲は以前の記事で述べてますので少しだけ。今夏は人間関係でひと悶着ありまして、この曲はそれをフラッシュバックさせるような要素をたまたま多く含んでいたために最近は聴かないようにしている楽曲です。この曲が自分にとってある種のフラグだったのではないかとさえ思えるそんな曲です。

椎名林檎 「長く短い祭」

上半期は「サマータイムラブ / Shiggy Jr.」が今年のサマーアンセムになってほしい!と言っていたのですが、椎名林檎の新曲があっさりそれを上書きしてしまいました。浮雲とのデュエットというのがすごく良いし、そのうえ踊れるし、ただただ贅沢。読むより先に聴いた方が早い!

でんぱ組.inc 「あした地球がこなごなになっても」

今年VIVA LA ROCKに参加した時にダイノジがDJで流していた”サクラあっぱれーしょん”を聞いて、「でんぱ組いいかも…」となってからアルバムを借りて聴いていました。”あした地球が~”は作詞を漫画家の浅野いにおが担当したことで、それまでのでんぱ組の楽曲とはすこし趣を異にしている印象を受けました。ある種のギャップに自分は惹かれるのかもしれません。

Awesome City Clubアウトサイダー


今年メジャーデビューしたACCのクラウドファンディングシングル。こちらも「心のベストテン」の記事がきっかけでした。ネオシティポップという枠組みはこの記事で初めて知ったのですが、割と自分の音楽の好みに近いなぁと感じました。"アウトサイダー"はPVの絵面が良かったこと、SNSをテーマにした歌詞が今っぽいと感じたことで気に入りました。男女ツインボーカルというのも個人的にはグッとくるポイント。

tofubeats 「POSITIVE」

イントロのギターで持って逝かれた。 

tofubeatsの2ndアルバム「POSITIVE」の表題曲。前作に続き今作も様々なコラボが実現しましたが、この曲ではDream Amiがヴォーカルに迎えられています。彼女の歌をちゃんと聴くのは初めてでしたが、彼女のイメージと楽曲テーマが一致しているように感じられました。アルバムに収録されている他の楽曲でいうと”すてきなメゾン”もおすすめ。

トロールズ 「Profile」

 元東京事変のギター:長岡亮介がフロントマンを務めるバンド、ペトロールズ。今年は結成10年目にして初のアルバム発売ということでフェスへの参加含め精力的に活動しているようでした。ツアーファイナルの野音公演を見に行ってきたのですが、ペトロールズのグルーヴ感にやられました。Profileは野音公演ラストの曲。曲が進むにつれてどんどんグルーヴが増していくので、ラフに聞くよりかはじっくり聴きたい曲。

米津玄師 「アンビリーバーズ


”ニコ動出身のアーティスト”に対して偏見を持っていたので何となく避けていたのですが、Twitterでフォローしている音楽ライターの方たちがやたら3rdアルバムを推していたので聞いてみたのが最初です。そのとき昨年発売された"アイネクライネ"を聴いて、「あぁこれ知ってる」となったのでアルバムを2枚同時に借りました。系譜としてはBUMP,RADの続きという印象で目新しい感じなかったのですが、たぶん彼の本質は”ハチ”名義の時の楽曲に表れているような気がしてならない。(聴いてないのでわからない)

きのこ帝国 「猫とアレルギー」

YouTubeで適当にPVを自動再生していたら、ある時流れてきたのが"東京"でした。きのこ帝国はそれから聴くようになりました。昔は"ラジオ"がこういう出会い方の場だったんだろうなぁ。まだ自分でもうまく言葉にできないけれど、きのこ帝国の何かに惹かれているのは事実。まだ聴けていないのでアルバムを早く聴きたい。

 

このまとめ記事は書くたびに載せる曲数が増えていて、自分の音楽の趣味が拡張していることが分かってなかなか面白いので今後も続けていきたい所存。

それではまた。