ワンルームに設置できるドラム式洗濯乾燥機と、そもそも1人暮らしに必要なのかという話

こんにちは。久しぶりの投稿になります。今回のネタ元は最近関西から東京に転勤してきた高校時代の友人。彼曰く「引越しを機に、高校時代から欲しかったドラム式洗濯機をついに買おうと思う。予算は10万ちょい。」と。洗濯機にはそれほど興味なかったのですが、選定を手伝うことになったのでその時の話をまとめようと思います。

洗濯機のあれこれ(基本情報)

洗濯機の種類

今回はドラム式洗濯機を選んだわけですが、その前に洗濯機の大まかな分類を説明します。

  • 縦型洗濯機
    洗濯機の上側にフタが付いている従来的な形式。
    化学繊維の衣類であれば乾燥可能な製品が多い。
    省スペース性・洗浄力に優れており、価格帯は2万円~。
  • ドラム式洗濯乾燥機
    洗濯機の前側にフタが付いている形式。
    ドラムが斜めに設置されているのが主流。
    節水性・乾燥能力に優れており、価格帯は9万円~。

一般的にドラム式の方が価格が高いため性能も高いイメージですが、洗浄力では縦型洗濯機の方が優れており、最近では高価格帯の縦型洗濯機が販売されています。
そのため安い洗濯機を買うのであれば縦型一択ですが、高い洗濯機を買うのであれば「洗浄」と「乾燥」のどちらを重視するか考えた上で縦型・ドラムを選択する必要があります。

洗濯機のメーカー

洗濯機を販売しているメーカー数は5つで、それほど多くありません。

実質的には日立とPanasonicの2択という状況の様です(量販店の店員曰く)。

1人暮らしにおけるドラム式洗濯乾燥機の選定

洗濯機を購入する際に最初に考えるべきは、それが「置けるか・搬入できるか」の2点です。ドラム式は構造上縦型に比べ大きくなるため、ワンルームに設置しようとすると必然的に選択肢が少なくなります。1人暮らし(マンション)向けドラムとして販売されているのは以下の2つで、いずれも縦型と同等のスペースに置ける事が商品のウリです。

  • Panasonic 「プチドラム」シリーズ
    同社の通常サイズのドラム式洗濯乾燥機と比べ各種機能が劣っていること、商品によっては通常サイズのドラムよりも高い事が欠点。予算があれば選択肢となりうる。

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  • SHARP 「ES-Sxx」シリーズ
    安かろう悪かろうにしか見えない製品。またドラム式洗濯乾燥機では一般的なヒートポンプを備えておらず従来のヒーターを利用しているため、小さいドラム型洗濯機として見るのが妥当。乾燥方式による違いはこちらへ。

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 ということで、”どちらも微妙”という判断になりました。搬入経路で最も狭い箇所が64cm、更に洗濯機を置くスペースを考慮した結果、最終的には日立の「ビッグスリムドラム スリム」に決まりました。"ビッグ"なのに"スリム"。んー。

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洗濯機を置くスペースからは多少はみ出るサイズになりましたが無事設置出来たようで、高校の同級生は満足しているようです。

最後に:1人暮らしにドラム式は必要なのか?

ドラム式洗濯乾燥機についての記事を読むと、「ランニングコストが安いから、結果的にお得!」とか「洗濯物を干す手間がなくなるから、QoL上がる!」みたいなのが多い印象です。実際のところ自分で長い間使ってみないと分からないので、選定しただけでは1人暮らしに必要かどうかを決めるのは難しいです。

彼の場合は仕事柄忙しいらしく、「履こうと思ったら洗濯済みのパンツがなかった」という経験が何度かあったようで、乾燥までしてくれる洗濯機が欲しかったようです。それに加えて、以前からドラム式に興味があったということで今回の選定結果となりました。

個人的には洗濯機の知識が身に付いたので良い経験になったかなぁと、そんな感じです。それでは、また。