【感想】Mr.Children Tour 2015 REFLECTION ライブビューイング@TOHOシネマズ に行ってきた

こんにちは。昨日、映画館で行われたMr.Childrenのライブビューイングに行ってきました。3月から始まった「Tour 2015 REFLECTION」の最終日:埼玉スーパーアリーナ公演の中継で、Mr.Childrenとして初のライブビューイングとなりました。私はこのツアーの初日である前橋公演に参加していたので、その辺りも含め感想を書いていきます。 

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 ライブビューイング初参加!!

 Mr.Childrenとしても初のライブビューイングだったわけですが、私としても初のライブビューイング参加となりました。今回のツアーは新曲中心のセットリストということで「劇場でじっくり見るのも良いかも」と思い、参加しました。ライブビューイング参加にあたって、会場の雰囲気がどんな感じなのか、やや不安を感じながら行ってきました。感想としては、

  • 手拍子する人はいる。歌いだす人とか立ち上がる人はいなかった。
  • 一体感はそんなにない。
  • 音は良かったが、ライブ会場の観客の歓声・拍手がやたらうるさく聞こえた。ミキシングの問題っぽい?

ライブビューイングのマナーをよく知らないので何とも言えませんが、1つ目に関しては変な人がいなくてよかったという感じです。2つ目に関しては先に述べたように実験色の強いツアーですので当然といえば当然です。これはアーティスト・楽曲次第ですね。3つ目は劇場での視聴者としてはどうしようもないんですが、他のアーティストでも同様なんでしょうか?一体感の演出のために、わざと会場の観客の声(音)を大きくするとか?個人的には耳に刺さる音なのでつらかったです。

Tour 2015 REFLECTIONの感想

 セットリストに沿った形で、感想を語っていきます。

みんなが待ってた"fantasy"

いつも通り、ライブは映像から始まりました。今回はいつも以上に演出が気になるライブでした。それは新曲(未発表曲)中心で構成されているため、映像から出来る限り多くの情報を得ようとしたからです。映像の内容はかなりダークなものでしたが、これはfantasyの歌詞世界の一部だということが後で分かります。

映像が終わると、ステージには煙幕が張られ「Tour 2015 REFLECTION Mr.Children」の文字が浮かび上がり、照明によって浮かび上がったメンバーの影が煙幕に写しだされます。そして1曲目のイントロが流れ始めます。私はイントロのギターの音で”fantasy”だと気づきました。(ミスチルとしてはサビのメロディをなぞるギターって珍しいかも?)REFLECTION{Naked}の1曲目なのでこの曲で始まるのかな?と予想はしていましたが、自分が思っていたよりも盛り上がってしまいました。


1月から放送されていたBMWのCMソング。ここで描かれていたのは幸せそうな家族の風景。そこに添えられた歌詞は ”僕らは愛し合い 幸せを分かち合い いびつで大きな隔たりも越えてゆける"。正直、「こんな歌詞を歌っちゃうの?」と思っていました。そんな安直な希望を唄った詞なんて求めてない!って話です。でもフルで聴くと、全体としてはダークな歌詞だと気づきます。今回のライブ演出では、映像に歌詞を挿入してあり初めて聴いてもその曲の世界観を把握できるようになっています。単に全ての歌詞をのせるのではなく、重要な単語を抜粋する形式となっており丁寧な演出だと感じました。

連続のアッパーチューン。ロク生~旅人~fanfare

”ロックンロールは生きている”で会場を温めた直後、JENがドラムで観客を煽る。映画「REFLECTION」を見ていた人はここで気づいたはず。「”旅人”がくる!!」と。曲が始まってもいないのに無駄にテンションが上がってしまいました。最後のサビのアレンジが変わり、より盛り上がる曲に仕上がっていました。続けて”fanfare”。久しぶりの原曲キー。

4つの新曲。Melody~FIGHT CLUB~斜陽~I Can Make It

MCを挟みアルバムに収録される新曲を続けて演奏。Melody・斜陽は昨年の時点で公開されていたので新鮮味はありませんでしたが、"FIGHT CLUB" "I Can Make It"はどちらもグッときました。"FIGHT CLUB"は田原さんのギターが冴えまくり、 "I Can Make It"では歌詞から漂う鬱屈した雰囲気が良かったです。

彼氏に連れられてきた貴女へ。口笛~HANABI~口がすべって

ここからはステージから延びる花道の先で演奏。桜井さん曰く、Mr.Childrenを知らない人でも楽しめるコーナー。”口笛”は個人的に好きなシングルNo.1なので嬉しかったです。金魚のMCから始まった”HANABI”。大サビの歌詞とリンクしている模様。”口がすべって”はアルバムSMFのなかでもお気に入り。たまに昔のアルバム曲をさらっと演奏してくれる感じ、好きです。歌詞で言うと"fantasy"の「想像を超えた猟奇殺人さえ今や日常 ドキュメンタリー」に対応しているのかも。

訪れる混沌。蜘蛛の糸~REM~WALTZ~放たれる

再びステージに戻って4曲。しっとりバラード”蜘蛛の糸” ”放たれる”に挟まれた形で演奏されたのは攻撃的なサウンドの”REM”、初披露となった4分の3拍子”WALTZ”。先程の3曲とは打って変わり、観客を突き放すパフォーマンス。WALTZ演奏時、初めは曲名が分かりませんでしたが、女性が踊る映像と桜井さんが回りながら踊る映像がオーバーラップした時に「”ワルツ”か!!」となりました。近年のライブでは”フェイク” ”ファスナー” "Dance Dance Dance"あたりがダークな楽曲として使い古されてきたので、この2曲は今後のライブでも期待できそう。ただしREMは結構ノリにくい…。ちなみにアルバムで蜘蛛の糸,放たれるに挟まれているのは"I Can Make It" "ROLLIN' ROLLING ~一見は百聞に如かず" です。

ラストスパート。進化論~足音~幻聴

”進化論”の説明はMCではなく映像で紹介。”365日”に近い演出。そして「これが僕たちの新しい足音」のMCから始まった”足音 ~Be Strong”。そしてラストはこれぞミスチル、と感じさせてくれる”幻聴”。

まだまだ終わらせない、アンコール。Everything (It's you)~エソラ~Marshmallow day~Starting Over~未完

本編でも十分にロックバンドとしての魅力を再確認できましたが、ダメ押しといわんばかりに"Everything(It's you)"。そして観客が一気に息を吹き返した”エソラ” "Marshmallow day"。ライブ一番の盛り上がりでした。そして「今日はツアー最終日だから」と直前でタイアップの発表があった"Starting Over"。映像を挿んで本当のラスト、「俺たちはまだ終わってない」と歌う”未完”。荒削りなサウンドと桜井さんのシャウトが心地よい、今のMr.Childrenを表現した楽曲。

アンコール含め全23曲、約3時間のライブはこれで終了となりました。

まとめ:「未完ツアー」はどうなる?

ざっくりとライブの感想を振り返ってみました。個人的にトップな”Tour 2011 SENSE”と同じくらい好きなライブだと感じました。セットリスト・演出を含めてかなり工夫が凝らされていたと思います。来月からはスタジアムツアー”未完”が始まりますが、どんなライブになるんでしょうか。今回のアリーナツアーがREFLECTION{Naked}の曲順をベースにしている節があるので「アルバムの完全再現」はなさそう。”忘れ得ぬ人” ”運命” ”街の風景”あたりは演奏しそうで”放たれる”はセットリストから外れそう、というのが個人的予想。今のところスタジアムツアーに行く予定はありませんが、セットリストが良かったら行くかもしれません。

それではまた。

 

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