アメッシュより便利な降雨情報サイトの紹介 ~梅雨・台風への備え~

台風6号の接近に伴って「東京アメッシュ」がトレンド入りしていたので、アメッシュより便利なサイトの紹介をしたいと思います。

東京アメッシュのここがダメ

東京アメッシュは降雨状況を提供するサービスで、東京都下水道局が運営しています。おそらく首都圏では最も知名度の高い雨雲レーダかと思います。でなきゃトレンド入りしませんよね。ただしこのサイトのダメな所を挙げると

  • 更新が5分に1回
    時間分解能が低いので、現在よりは少し前の情報が表示されています。結局窓を開けて確かめることになる。
  • 過去の降雨状況しか見れない
    知りたいのは今後、雨雲がどう動くかですよね?
  • 対象は”東京”のみ
    東京都下水道局が運営しているので当たり前ですが、旅行・帰省の際に東京を離れると使えません。
 紹介1:XRAIN(国土交通省)

1つ目に紹介するのはXRAINです。こちらの良い点は

  • 更新が1分に1回
  • 一部を除いてほぼ全国が対象

従来のCバンドレーダ(広域レーダ)よりも高頻度/高分解能のXバンドMPレーダを利用することで、リアルタイムな降雨状況を取得することができます。また更新間隔が短い事でゲリラ豪雨のような短期的に集中して降る雨雲を捉えられるメリットもあるとのことです。一方で観測範囲が狭くなるため、XバンドMPレーダを設置していない地域については情報を取得できません。

http://www.mlit.go.jp/river/kawanavi/observe/img/pht_vol3_10t.jpg

リンク:XRAIN雨量情報 

紹介2:高解像度降水ナウキャスト(気象庁)

2つ目に紹介するのは高解像度降水ナウキャストです。こちらは昨年夏に開始されたばかりのサイトになります。こちらの良い点は

  • 3時間前から今後1時間後までの降雨状況を取得可能
  • 対象は全国

 先に述べたXバンドMPレーダだけではなく気象庁のドップラーレーダやアメダス、各自治体の雨量計等の様々な情報を総合的に利用することで精度の高い降雨状況を取得できます。更にこれらを用いて、1時間後までの降雨状況の予測を行っているので有益な情報が得られます。個人的イチオシです。ただし更新間隔は5分に1回です。これは気象庁のドップラーレーダの更新頻度に依存するためだと考えられます。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/image/highres-3.png

リンク:気象庁 | 高解像度降水ナウキャスト

 まとめ

以上2つのサイトを紹介してきました。これを見つけて以来アメッシュはほとんど使っていません。また公式ではありませんが、それぞれモバイル向けアプリも出ているのでスマートフォンでも利用可能です。

1つ注意点はそれぞれのサイトで降水量の凡例が微妙に異なることです。例えば濃い青を見ると、XRAIN:1~5mm/h、高解像度降水ナウキャスト:10~20mm/h、アメッシュ:やや強い雨、という感じです。色ベースで判断すると思ったよりも強く降っている場合があるので要注意。

あと2つのサイトは用途に応じて使い分けするのが良いと思っています。例えば、「既に雨が降っていてその強さを知りたい場合はXRAIN。これから外出しようとする時に、傘が必要か判断する場合は高解像度降水ナウキャスト。」という感じです。

それでは、また。

余談

Yahoo!の雨雲ズームレーダーというサービスも1時間後までの予測が見れるのですが、情報元を掲載していないので精度・信憑性に欠ける印象があります。なぜ掲載していないのかは不明です。