種類多すぎィ ? Intelプロセッサ"Atom"の新ブランド展開

久しぶりにトイレットペーパーを買ってきました。消費スピードの遅い生活用品は、前回いつ買ったのか分からないレベルですよね…。

先週はMWC2015が開催され多くの製品発表がありました。多すぎて処理できてませんが。その中から気になったニュースとして、Intelプロセッサ"Atom"の新ブランド展開について取り上げたいと思います。

Atomとは?

Intel社が製造するタブレットスマートフォン向けプロセッサ。省電力が特徴。もともとはネットブック向けのプロセッサとして登場。最近では様々なデバイスへの採用に伴ってAtom自体の種類も増えてきてます。

Atomの区分としては、主にデバイスでの分け方があります。

またマイクロアーキテクチャによる区分があります。現在発売している製品に採用されているプロセッサの多くは第3世代アーキテクチャ:Silvermont (22nm) を搭載しています。今年度登場するAtomでは次の第4世代アーキテクチャ:Airmont(14nm) を搭載します。この2つを組み合わせると以下の様にまとめられます。

それぞれはコードネーム名となっています。最近登場した激安ノートのStream 11はBay Trail-M(Celeron N2830)、X205TAはBay Trail-T(Atom Z3735F)を採用しています。

3万円の激安モバイルノートは仕事に使えるか? HP「Stream 11」とASUS「EeeBook」を徹底比較 日経トレンディネット

新たなブランド展開「Atom x3/x5/x7」

前節で見たとおり、一口にAtomと言っても様々な種類があることが分かります。またそれらの性能差が型番からは分かりにくいという問題があります。これに対し、Intelは性能差が分かりやすい命名規則として「Atom x3 / x5 / x7」という新たなブランドを発表しました。

インテルがAtomをx3 / x5 / x7にグレード分け、Atom xシリーズへ。次世代SoCへ地ならし - Engadget Japanese

従来のネットブック向けAtomにあった”安かろう悪かろう”的なイメージを払拭したいという思惑もありそうです。実際Atom Z3735Fは4コア(物理)だったりします。x3 / x5 / x7 のグレード分けとしては下図の通りです。

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/690/736/04.jpg

x3はモデム一体型のSoCとして低価格向けスマートフォンへの採用が予定されています。MWCで発表されたx3 C3000シリーズはGPUにARM製を用いており、これまでのプロセッサとはかなり違う印象を受けます。

x5 / x7はモデムが別となっており、タブレットや2-in-1デバイスへの採用が予定されています。前節で取り上げたCherry Trail は x7 Z8700シリーズ, x5 Z8500/8300シリーズとして発表されました。

スマートフォン向け”Morganfield”は今回のMWCでは発表されませんでしたが、区分としてはAtom x3 になりそう? Atom x5の可能性もありそうです。

ちなみにデスクトップ、ノート向け”Braswell”の発表はまだまだ先の様です。

北森瓦版 - “Braswell”のiGPUはDirectX 12に対応する

まとめ

バリエーションが増えすぎて性能差がよく分からなくなっていたAtomですが、今回発表された命名規則によって分かりやすくなるものと思われます。Atom x3はかなりイレギュラーな存在となりそうですが、日本ではx3が搭載されたデバイスは出なさそう?輸入品とかMVNOが販売するSIMフリーデバイスという形でお目にかかるかもしれませんね。

それでは。